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Owner Interview オーナーインタビュー
商売という枠ではなく、美容を追求していきたい…
hair & make ars hair & seek 島貫正仁さん
美容師になられたきっかけってなんですか?

最初は、美容師になりたかったわけじゃなかったんです(笑)。最初から美容師を目指していたわけではなく、別の仕事に就いていました。いわゆるサラリーマンですね。ただ、仕事を続けていく事に、面白みを感じず、自分の将来をなんとなく想像できて、先が見えてしまってつまらなかったですね。美容師という仕事に出会った時は、技術力に終わりが無くて、奥が深くずっと夢中になれる仕事だと感じました。美容学校を出てから、アシスタント時代は、毎日、夢中になってトレーニングに取り組んでいました。帰るのが一番遅かったので、勤めていたサロンの鍵を任されたりしていました。

独立しarsを立ち上げられた経緯を教えてください

昔は、都心と比べて地方とでは、確実に技術レベルの差がありましたが、今ではほとんどレベルの差はありません。都心のサロンでのスタイリスト経験を経て、技術力には自信がありましたし、スタイリストになってから、ずっと独立を考えていました。そうすべきだと思っていました。SeeKを八王子に立ち上げてから、15〜16年経ちますが、arsに関しては、都心に出店したいと思っていました。しかし、目当ての不動産物件との縁が無かった為、断念しました。都心の良いところは、人が集まりやすい、ブランド化しやすいというのが強みだと思います。

美容師に必要な資質はなんですか?

美容師って、多くの事を求められる仕事だと思うんですよ。トータル的に美容に対する興味を持っている人に美容師の資質があると思います。サービス業なので、人に対する興味、理解できる能力、応用力などがあるとなお良いですね。ヘアスタイルという美容に関して一部の位置づけと捉えるのではなく、美をトータル的に見ていて、美容が好きな人が向いているんじゃないかな。

arsの考える「理想の美容師像」とは?

完璧な人間って居ないじゃないですか。やっぱり、”成長したい”と常に考える事が重要だと思います。美容師は一人で、カウンセリングからシャンプー、カットを進め、ゲストの雰囲気、好み、年令、骨格など、全て把握しなくてはいけない。一つ一つ意識しながら、接客、技術など小さな事だとしても、ゲストにとって良いものであればすぐに気づいて取り組み、常に前進しつづける美容師でありたいですね。

スタッフの教育について気をつけている点はありますか?

最初は、手取り足取り教えることで、すべてうまくいくと思っていましたが、それはスタッフにとって、”自分で考えて行動する”応用力が養われない結果になりました。美容師として細かく指示をしない。また、すぐに答えを指示しない。まずは、自ら考え答えを出させるようにしました。結果としてスタイリスト個々の売上の上昇につながりました。よって、教育については、応用力をつけられるように考えています。1つ教えたことによって生まれる疑問や技術工程、対応方法など、無数の枝葉のようにパターンが発生します。型にはめず、”どう考えて、感じるか”が重要だと言う事を教えていきたいです。それって教えられることじゃないのではとよく言われます。ですが、出来る限りスタッフの教育の場を作り、じっくり取り組んでいきたいです。また、スタッフに対しては、チャンスを与える環境をどんどん作っていきたいですね。

これからの ars、SeeKにとっての課題はありますか?

やっぱり、毎日毎日同じ事をやっていれば、慣れからくる技術レベルの低下は必ず起こります。10あったレベルがいつのまにか6まで低下します。そうすると、サロン自体のレベルが下がってしまうと感じています。だからこそ、基本の部分をしっかり見つめなおし、トレーニングを怠らずにやっていきたいですね。新しい技術を取り入れて、それを宣伝すれば一時的に集客することはできるかもしれませんが、それよりも基本を忠実に守っていくほうが、お店を形成していく上で一番大事な事だと思います。

編集部コメント

初めてお会いした時は、背が高く威圧感さえ感じ、怖い人なのかなと思ったが、いざ話をしてみると非常に物腰柔らかく、親しみやすい好感の持てる島貫氏。スタッフと一緒になって楽しく話しながら、時々見せるくったくのない笑顔は、こちらまで和ませる。SeeKにお邪魔したときに、偶然にも島貫氏の施術姿を見ることができた。接客中の島貫氏は、リラックスして会話しているように見えるが、長年持ちなれたハサミを手に、眼差しは真剣そのものだ。インタビューを終えて、美容師と言う仕事が改めてすばらしい仕事だと感じた。
これからもarsとSeeKを応援し続けたいと思う。

島貫オーナーより読者に対してメッセージをお願いします

いい美容師とめぐり合えたらいいですね。美容院って行ってみないとわからないじゃないですか。だから、雰囲気、値段、場所、スタイリスト男性、女性をたまには変えてみて試してみたほうがいいと思う。もしかしたら、そのサロンがお気に入りになるかもしれないから。

Profile
島貫正仁さん

山形県出身。20歳の時、美容師という職業に出会い、歩み始める。下積み時代は、吉祥寺・青山・横浜と美容室の激戦区を渡り歩き、ひたすら技術・センスを磨く事に没頭する。長期間にわたる下積みが、島貫の特徴だが、その後、オーディション制の美容室に見事合格。入店後は瞬く間に頭角を現し、500人が参加する社内コンテストで、2年連続優勝。その圧倒的技術を買われ、雑誌・撮影モデルのスタイリストも手掛ける。コンテストの参加経験もあり、ストレートヘアー部門で、3位入賞。その他にも、毛髪科学講師や専門学校外部ヘア講師など、幅広く活躍。現在は、八王子に「hair & make ars、hair & make seek」の2店舗を経営。

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