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 第7回 インタビュー 山口 シゲノリさん(Candi mint)

1日10人までの完全予約制──。それが、中央線・国分寺駅にある「Candi mint」のスタイルだ。同サロンのオーナー・山口 シゲノリは、美容師を、スタイリストではなく、アーティストと呼ぶ。そこにある彼の真意とは……?
※「Candi mint」紹介ページはコチラです。(→)

山口さんは、どんなタイプの美容師なのですか?

山口 シゲノリ基本的に自己完結型のサロンワークを心がけ、“美容師”という役者でありながら、演出や脚本もこなすマルチ・タイプだと思います。また、年齢と共にお客さまのシワが一本増えれば、その分、仕上がりにも一本分、変化をつける。通い続けてくれるお客さまに常に新しい「クリエイト」を提案する美容師……と評価されていれば幸いです。

お客さまとのコミュニケーションは、どのような点に気をつけていますか?

正直、あまり会話に熱心なタイプではないので(笑)。ゲストを深く知りたい気持ちもありますが、やっぱりいちばんは、クリエイトする場所で在りたいのが本音です。また、僕自身の接客スタイルにマニュアルはないですから、会話も含め、フィーリングが重要だと考えています。僕の中で、旬のインスピレーションをストレートに表現し、お客さまに喜んでいただける作品ができれば、会話は自然に弾みますからね。最近良く考えるのが、サロンで本当に会話を楽しんでいるゲストは、そんなにいるのだろうか……ということです。パーマは傷みません。カットは得意です。カウンセリングは充実している……。それらは、ゲストが判断するモノですからね。だからこそ、自然体のサロンワーク、また、ナチュラルなコミュニケーションができるよう、心懸けています。

山口 シゲノリ北海道生まれ。小・中・高と岩手県で過ごす。高校時代から、サロンでアルバイトを始め、卒業後、美容師を目指し上京。専門学校時代から、類まれな才能を持ち合わせており、将来を有望視される。卒業後は、名実共に日本のトップクラスのサロン、「PEEK-A-BOO」に入店。その後も一流店の「PHASE」や「STUDIO・V」を渡り歩き、スキルを磨き続けるが、華やかさの裏側、激しく泥臭いショービジネスの世界だと実感する。様々な経験を経て2000年、「Candi mint」を設立。現在もアトリエ(工房)サロンとしての認知が強く、ブランド力の高い少人数制サロンとして、山口自身の手で、プロデュースされている。

理想のサロン像についていかがですか?

山口 シゲノリ強烈な個性がある美容師が集まり、自己完結型のサロンワークを行うことができればいちばんうれしいですね。サロン運営って、1店舗目が成功したら類似店を出店するケースが多いじゃないですか。飲食店なんかでも、よく「本店はおいしいのに……」とか耳にしますが、美容室業界はそうなってほしくないと思います。もし、僕が多店舗展開をしても、自分色に染めるのではなく、各々の店舗に所属しているスタッフの個性が最大限に発揮できるような、「個々の感性を尊重し合えるサロン」を作り、運営していきたいと考えています。

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